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一般的に、30代からの転職は厳しいと言われています。
さらに就職未経験となると、正社員として就職するのは「不可能」ではと、あきらめている方もいるのではないでしょうか。
この記事では若手に特化した就職支援サービスの「ツナグバ」が、就職未経験の30代が正社員として就職するポイントやおすすめの業種や職種について解説します。
30代就職未経験者でも就職は可能?
独立行政法人 労働政策研究・研修機構が公表した「若年者の就業状況・キャリア・職業能力開発の現状 ③-平成29年版「就業構造基本調査」より-」によると、2017年で正社員として就職していないフリーターの人は、30~34歳で37.6万人、35~39歳が29.9万人で、合わせると約67.5万という調査結果が出ています。
30代就職未経験者の転職希望の割合
フリーターの方が、そのままフリーターを続けたいのか、転職したいのかを見ると男女合計では28.9%が「他の仕事に変わりたい」と回答していて、男性は32.7%、女性は25.7%となっていました。
さらに年齢別に見ると男性の30~34歳では35.1%、35~39歳で24.3%、女性の30~34歳で24.3%、35~39歳で21.2%となっていて、今の仕事から転職したいと考えている人が多くいることがわかります。
フリーターから正社員移行率
実際に、非正規雇用の仕事を離職して正社員に移行した人の率を見ると、30~34歳では18.1%、35~39歳で15.53%、男女別では男性の30~34歳では34.31%、35~39歳で29.8%、女性の30~34歳では18.1%、35~39歳で15.5%となっていて、30代の就職未経験者であっても正社員として就職が可能なことがわかります。
しかし、一方で20〜24歳、25〜29歳では男女とも30代より高い数値となっていて、就職未経験者が正社員での就職を目指すなら20代の方が有利という結果となっています。
■過去 1 年間に非典型雇用から離職した者の性・年齢階層別正社員移行率(%)
15~19歳 | 20~24歳 | 25~29歳 | 30~34歳 | 35~39歳 | 40~44歳 | |
男女計 | 29.9 | 32.7 | 25.7 | 18.1 | 15.5 | 15.6 |
男性 | 37.3 | 38.4 | 40.1 | 34.3 | 29.8 | 27.1 |
女性 | 29.9 | 32.7 | 25.5 | 18.1 | 15.5 | 15.6 |
企業はフリーターであったことを気にしていない
では、フリーターであったことを企業はどのように評価しているのでしょうか。
厚生労働省「平成30年若年者雇用実態調査の概況」で、正社員を採用する予定があった企業に、フリーターが応募してきた場合に、フリーターであったことをどのように評価するのかを質問した結果では、「評価にほとんど影響しない」の回答は15~34歳で68.1%、35~44歳で54.9%となっていて、フリーターであったことをを気にしていない企業が半分以上を占めていました。
参考:独立行政法人労働政策研究・研修機構「若年者の就業状況・キャリア・職業能力開発の現状③」https://www.jil.go.jp/institute/siryo/2019/documents/217.pdf
参考:厚生労働省「平成30年若年者雇用実態調査の概況」
https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/dl/4-21c-jyakunenkoyou-h30_gaikyou.pdf#page=14
就職未経験の30代におすすめの業界や職種
前章では、就職未経験の30代の方でも正社員として就職することが可能であることを解説しました。
しかし、職種によっては高いスキルや経験が求められ、未経験では転職が難しい職種もあります。
では就職未経験の方でも採用されやすい業界や職種はあるのでしょうか。
人手不足の業界や職種は、「未経験者歓迎」の求人が比較的多い傾向にあり、以下に代表的なものを紹介します。
介護業界
急速に少子高齢化が進んでいる日本では、介護業界は深刻な人手不足となっています。
介護業界の中でも、「介護職員」や「ケアスタッフ」「介護助手」「介護補助」などの職種は、資格も経験も問われないため就職未経験の方でも正社員として就職できる可能性は高いでしょう。
IT業界
経済産業省の試算では、将来的に40〜80万人のIT人材が不足するとされています。
システム開発やエンジニアなどスキルが必要な職種もありますが、入社後に育成する方針で、未経験者でも積極的に採用している企業もあります。ITに関する知識があれば、採用される可能性はさらに高くなるでしょう。
運輸物流業界
新型コロナウイルス感染症の流行拡大による巣ごもり需要やEC市場の拡大によって、運輸物流業界も人手不足が深刻な課題となっています。
そのため、最近では未経験者の採用に力を入れる企業が多くなっています。トラックドライバーへ転職する場合、運転免許を持っていれば有利ですが、中には免許取得支援制度により入社してから免許が取れる会社もあります。
製造業
製造業も人手不足で未経験者でも就職しやすい傾向にあります。作業工程がマニュアル化されているため、専門的な技術や知識がなくても働くことができます。現場で働きながら専門知識や技術を身につけることができる環境の会社は、未経験者も積極的に採用しています。
就職未経験の30代が就職を成功させるポイント
就職未経験の30代の人が、正社員として就職を成功させるには、次のポイントを意識して就職活動を行いましょう。
できるだけ早く就職活動を始める
就職未経験の30代の人が、正社員として就職を成功させるには、次のポイントを意識して就職活動を行いましょう。
未経験者歓迎の求人を探す
未経験者歓迎の求人を見つけましょう。人手不足の介護業界やIT業界、運輸物流業界などは、未経験者の採用に積極的な会社が少なくありません。30代の前半であれば、スキルよりポテンシャルを評価されるケースもあります。
正社員登用制度を利用する
正社員登用制度を利用する方法もあります。正社員登用制度とは、アルバイトやパートなど非正規雇用の社員を正社員として採用する制度です。最初はアルバイトでの採用でも、能力や意欲が評価されれば正社員になれる可能性があります。
就職の専門家に相談する
就職未経験の人の中には、どのように就職活動を進めて良いのかわからないという方もいることでしょう。その様なケースでは、専門家に相談するのがおすすめです。
ハローワークでは、無料で就職活動の進め方や応募書類の添削、面接のアドバイスなどを受けることができます。また転職エージェントを利用するのもおすすめです。転職エージェントは、未経験でも応募可能な求人の中から、希望の条件に合った企業を紹介してくれます。
就職成功のカギは就職支援サポート
これまで解説してきた通り、就職未経験の30代でも、正社員として就職することは可能です。しかし、就職未経験の人の中には、就職活動の進め方や応募書類の書き方、自己アピールの仕方などがわからなくて不安に感じている方もいることでしょう。
20代〜30代の若手に特化した就職支援サービス「ツナグバ」は、経験豊富なアドバイザーが正社員採用をマンツーマンでサポートします。
この記事の監修
海老名 信行
取締役/COO
株式会社ツナグバ
大学卒業後、株式会社ギャプライズにてWebマーケティング支援の営業として、大企業を中心とした新規顧客開拓とリレーション構築に従事。
次に、株式会社サイファーポイントに取締役/営業責任者として参画。新規顧客開拓、DXコンサルティング、WEBマーケティング支援を経験。
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