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高卒での就職の場合、民間企業に就職するか公務員になるかで悩みませんか。また、高卒が公務員になれるのか疑問に思う人もいるかもしれません。
高卒でも自治体や官庁が採用活動を行っているので問題なく公務員を目指せることができます。
しかし公務員には国家公務員や地方公務員が違う職種のように様々な種類があります。進路選択に後悔しないためにも公務員について理解を深めることが大切です。
そこで今回は公務員になるための方法や試験の倍率、高卒で公務員になるメリットなどを紹介していきます。
高卒で公務員になれる倍率は?
高卒で入庁できる公務員の種類は国家公務員と地方公務員の2種類に分けられます。国家公務員とは国に採用された公務員のことで全国の機関で働く可能性があり転居も伴います。
地方公務員は都道府県市区町村の役場で働く公務員のことで、住民との距離が近く転居を伴わないことがほとんどです。
高卒の国家公務員
例年、高卒の国家公務員一般職の倍率は3〜5倍です。地域によって倍率が異なるので注意が必要です。
高卒の地方公務員
また高卒の地方公務員の倍率は東京都が7.3倍、大阪府が3.3倍、北海道が1.7倍と地域によって差があります。一次試験と二次試験によっても倍率が異なります。その都道府県がどんな試験を行い倍率が異なるのか過去の試験内容も確認してみるのがおすすめです。
高卒で公務員になるメリット
一般企業の場合高卒よりも大卒で就職した方が有利と思われますが、公務員の場合は当てはまるとは言い切れません。高卒での公務員になるメリットもあります。
採用試験の難易度が低い
採用試験は高卒と大卒で異なります。高卒の公務員採用試験の難易度は大卒よりも低く設定されています。高卒の公務員採用試験は筆記試験では教養程度の内容にも関わらず大卒では専門試験が課されている場合が多いです。
採用試験対策も勉強する範囲が狭いので試験対策する負担が小さいです。さらに高卒で頭の良い人は大学進学を目指す人が多く、周りの受験者のレベルが低くなる可能性があります。高卒での公務員試験では合格できる可能性が高いです。
大学生より早く社会経験が積める
高卒で公務員になることで大卒の人よりもいち早く成長することができます。公務員の仕事では住民と接するだけではなく民間企業や機関の重役とも関わる機会が多いです。そのため人間としてもいち早く成長することができます。
さらに公務員になることで大学などの進学費用はかからずに済みます。生涯賃金も民間企業に比べて大卒の公務員とさほど変わらないので、高卒で社会人になるのであれば公務員になることがおすすめです。
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高卒の公務員試験の概要
ここでは高卒で公務員になるための手順を説明するために、公務員試験の日程や試験内容について解説していきます。
公務員試験の日程
公務員試験の日程は国家公務員と地方公務員によって以下のように異なります。
高卒の国家公務員試験
- 申込期間 6月中旬
- 一次試験 9月初旬
- 一次試験合格発表 10月初旬
- 二次試験 10月中旬
- 最終合格発表 11月中旬
高卒の地方公務員試
地方公務員試験は受験する自治体によって日程が異なります。しかしおおよそ以下のような日程になります。
- 申込期間 8月
- 一次試験 9月
- 二次試験・三次試験・最終試験 10月
- 最終合格発表 11月
公務員試験の試験内容
国家公務員試験と地方公務員試験どちらとも一次試験や二次試験があります。それぞれどのような試験内容なのか解説していきます。
一次試験
一次試験は一般教養と作文に分けられます。一般教養では基礎学力が問われる筆記テストが行われます。専門的な知識よりも中学校から高校までの様々な教科から出題されます。数学だけではなく国語などあらゆる範囲での学力が問われます。
作文ではテーマに沿って自分の意見を陳述するものです。年によってテーマが異なりますが過去問を確認することでどのような内容なのか確認し対策することができます。過去には、「5年後になりたい自分とそれに向けて実行していくこと」「あなたが目指す公務像」などがありました。
二次試験
二次試験では、面接が行われます。地方公務員試験の場合、集団面接なのか個人面接なのかは自治体によって異なるのであらかじめ調べておきましょう。
地方公務員試験の面接では学力よりも人柄や人間性を重視している場合が多いです。そのため各自治体が求める人物像をしっかりおさえておくことが必要です。
国家公務員試験の面接では、希望の部署によってスキルや知識が必要になることがあるので注意が必要です。例えば警官系では実技試験が求められることもあります。
高卒で公務員試験に合格するには
公務員は他の職業に比べて人気が高いので倍率が高くなっています。そのため試験勉強など準備を怠ってしまうと合格する可能性は低いです。
公務員試験の勉強方法は、参考書を買って独学で勉強する場合と公務員対策を行っている予備校に通いながら勉強する2つの方法があります。
厳しい環境に身を置いて公務員試験の合格を勝ち取りたいのであれば予備校に通うのがおすすめです。
予備校に通い勉強する
独学での勉強では、自分のペースでの勉強になるためモチベーションが低下してしまう可能性があります。公務員になりたいという熱意があっても長期間一人で勉強すると意欲を失ってしまいます。
予備校では他の生徒も公務員になるために勉強をしているので自然とモチベーションを維持できる環境を整えることができます。さらに講師による指導で参考書を読むだけでは学べなかった情報を知ることができ、より効果的に受験勉強ができます。
しかし、予備校に通うためにはある一定の学費が必要なので自分の環境を考えながら予備校で試験勉強することを選択するのがおすすめです。最近では通信講座なども充実しており、予備校に通わずに比較的安い価格で勉強できる方法もあります。
独学で勉強する
それでも自分のペースで公務員試験の勉強を進めたい人は独学がおすすめです。独学で公務員を目指す場合は以下のようなポイントに気をつけると良いです。
- 1,500時間以上の勉強時間を確保する
- 学習スケジュールを立てる
- 試験対策に特化した参考書を選ぶ
- 各試験科目の院出分野を確認する
- 最新の受験情報を知る
- モチベーションを維持する
独学で公務員を目指す場合1日4時間の勉強時間を設定すると約1年半前から準備が必要です。
まとめ:高卒でも公務員試験を受験できる
今回は、高卒から公務員になるメリットや手順について解説してきました。高卒で公務員になることで大卒よりも早く社会人経験を積むことができ自身の成長に繋がります。さらに生涯賃金も公務員の場合大卒と高卒ではあまり差がなく就業年数によって昇格できる可能性が高いのです。
しかし、高卒での公務員試験はそんなに甘くありません。独学での公務員試験もおすすめですが、予備校や通信教育で短期での合格を目指していくのがおすすめです。さらに、過去問から得られる情報から例年の試験内容を読み解くことで十分な対策をすることができます。
高卒だから公務員試験は難しいのではなく、高卒でも公務員試験を受験し努力次第で合格することができるのです。自分がどんな公務員になりたいのか考えて公務員試験に挑むようにしていきましょう。
この記事の監修
海老名 信行
取締役/COO
株式会社ツナグバ
大学卒業後、株式会社ギャプライズにてWebマーケティング支援の営業として、大企業を中心とした新規顧客開拓とリレーション構築に従事。
次に、株式会社サイファーポイントに取締役/営業責任者として参画。新規顧客開拓、DXコンサルティング、WEBマーケティング支援を経験。
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