高卒認定試験の数学は簡単?過去問の使い方なども紹介!20代未経験の転職ならツナグバ

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この記事のキーワード#高卒認定試験 #数学対策 #過去問活用

  • #高卒認定試験 高校を卒業せずに高校と同等の学力を証明する試験のこと。
  • #数学対策 高卒認定試験の数学の問題を解くための学習方法のこと。
  • #過去問活用 過去の試験問題を使用して、学習の成果を測ること。

高校を中退した方や、中学卒業後そのまま就職した方なども、いかなる事情があった場合でも高卒認定試験を受験して合格すれば、大学や専門学校に入学する権利を獲得することができます。

高卒認定試験に合格して、大学や専門学校でもう一度学び直したいという方や、大卒者として就活を有利に進めたいという方も多いのではないでしょうか?

その中で、特に数学には苦手意識を持っている方も多く、どのように勉強すれば良いかわからないという方も少なくない印象があります。

ですが、高卒認定試験の数学は大学受験などに比べて出題範囲が狭く、適切な対策を講じやすいというのも事実です。

この記事では、高卒認定試験の数学という科目の出題範囲や合格点、過去問などの情報とともに、数学の勉強法などをまとめていきます。

目次

高卒認定試験とは?

高卒認定試験は、文部科学省が主催の国家試験で、合格することで高校卒業と同等の学力があることが認められます。これは最終学歴がいわゆる高卒になるという意味ではなく、あくまで高校卒業と同等の学力があることが認められるという試験ですので注意が必要です。

つまり、大学や専門学校への入学、高卒以上が条件の資格の受験ができるようになる資格と考えて良いでしょう。

高卒認定試験の日程

高卒認定試験は年に2回、8月と11月に行われます。受験をするための応募締め切りはもう少し早い期限がありますので、その点は注意が必要です。

受験資格は高卒認定試験を受験する年度の3月31日までに満16歳となることです。高校に進学しなかった人や高校を中退した人、外国籍の方など、身分や学歴に関係なく16歳以上であれば受験することができます。

高卒認定試験の科目

高卒認定試験に合格するためには、最低でも8科目を受験して合格する必要があります。高卒認定試験には「必修科目」と「選択科目」があり、選択科目で何を受験するかによって最大10科目受験する必要があります。

必修科目は「国語」「英語」「数学」「歴史」「地理」「公共」であり、選択科目は「科学と人間生活」「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」になります。

「科学と人間生活」を選択する場合は、その他の選択科目から1科目を選択して受験、「科学と人間生活」を選択しない場合はその他の選択科目から3科目を受験しなければなりません。そのため、勉強する科目数を減らしたいという方は「科学と人間生活」を選択することをおすすめいたします。もちろん、その他の選択科目に自信があったり、勉強意欲がある方は「科学と人間生活」を選択しないのも一つの手です。

自分が最も楽しんで、楽に勉強できる科目を選ぶことが重要です。ですが、「数学」を含む必修科目に関しては選ぶことができないため、十分に対策する必要があります。

高卒認定試験の合格点

高卒認定試験の合格点は公表されていませんが、40点前後であると予想されています。そのため、ひとまずは50点以上取れるようにすることを目安にすれば良いでしょう。

また、合格率は約40%となっています。4割しか合格できないと聞くとなかなか厳しいように感じるかもしれませんが、これは「全科目一度に合格した人」の割合です。

高卒認定試験では科目ごとに免除制度があります。これまでに合格した科目や、高校を中退した方などですでに高校で取得している科目などは書類を提出すれば免除してもらえます。詳しくは文部科学省ホームページをご覧ください。高卒認定試験は試験の内容というよりその科目数の多さが最も苦労する部分になるかもしれません。

ですが、高卒認定試験は年に二度ありますので、一度で全ての科目を合格するのではなく1年かけて合格を目指す方が無理なく勉強を進められるかもしれませんね。

高卒認定試験の数学について

高卒認定試験の数学は他の科目と比べて平均点と合格率が低めである傾向があります。ですが、数学は他の科目と比べて出題パターンが決まっており、傾向が掴みやすく対策がしやすいという特徴もあります。この記事を参考にして、適切な対策を講じれば、十分に合格点に達することができます。

数学の範囲は?

高卒認定試験は全科目「高校1年終了まで」が範囲となっております。そのため数学の範囲も「数Ⅰ」のみとなっています。また、出題の傾向としては「数と式」「方程式と不等式」「二次関数とグラフ」「二次関数と二次不等式」「三角比」「データの分析」がそれぞれ大問ごとに割り振られています。中でも、二次関数に関しては大問2個に出題されますので、必ず理解するようにしておきましょう。他にも「数と式」は単なる計算問題ですし、「データの分析」はグラフをしっかり読み取る能力があれば解ける問題が多いため、この単元に関してはしっかりと対策をすれば、十分に合格できる可能性はあります。

また、高卒認定試験はマークシート式の試験になります。ですので、過去問題を数年分解いておくなどしてマークシート形式の解答方法にも慣れておきましょう。

数学の合格点は?

高卒認定試験の数学の合格点は「45点〜50点」と推定されます。そのため、過去問などで演習する際には半分以上〜6割ほど取れるように勉強しましょう。

また、大問ごとに配点が違う傾向にあります。「三角比」は25点、「データの分析」は20点と他の大問に比べて配点が高い傾向にありますので、この単元を得点源にできれば合格にグッと近づくことができるでしょう。


高卒認定試験の数学の勉強法は?

他の科目の勉強の場合でも同じですが、まずは過去問題を解いて自分の現在の実力を測ってみましょう。過去問の得点が、勉強するにつれてどんどん上がっていけばモチベーションにもなりますし、自信にもつながります。最初に解いてみた過去問の点数が1〜2割程度だった場合は、基礎から勉強する必要があります。それ以上の方は自分の苦手な単元を分析して、範囲を絞って勉強してみましょう。ある程度勉強できたら、もう一度過去問題を解いてみましょう。点数が上がっていたらその勉強方法を続け、上がっていなかったら何がダメだったかよく考え、修正する必要があります。

過去問題は文部科学省の公式ホームページにて数年分公開されています。また、各出版社が出版している過去問題集は、お金はかかりますが量が多いだけでなく解説も丁寧ですのでおすすめです。

過去問を使う

上記の通り、過去問題は現在の自分の実力を測るためにうってつけです。また、勉強方法が合っているのかを考える指標になったり、実際の試験の形式に慣れるためにも過去問題を使うことは適切な勉強方法であると言えるでしょう。

過去問題で間違えた箇所はいわば自分の「苦手の寄せ集め」です。その箇所を冷静に分析して学習し直すことができれば、合格点を取るのも夢ではないでしょう。

学校の教科書を使う

一度過去問題を解いてみて点数が低かった場合は基礎から学習する必要がありますが、学校の教科書は基礎を学習するためのこの上ない教材です。高校を中退した方はすでに持っていると思いますが、高校に行っていなかった方でも書店などで教科書を入手することができます。また、高校の教育現場で使われる教科書は文部科学省が指定しています。高卒認定試験も文部科学省が主催ですから、出題される問題も教科書に則している場合があります。

その点でも学校の教科書を使って学習することは得策であると言えるでしょう。

市販の参考書・問題集を使う

各出版社が出版している市販の参考書、問題集を使って勉強する方法にももちろんメリットがあります。市販の参考書は高卒認定試験に特化したものであるため、適切なアドバイスが記載されているでしょう。また、単元別の参考書も出版されているため、自分が苦手な単元の参考書を買って集中的に学習するという使い方も良いかもしれません。

予備校・塾に通う

少しお金はかかってしまいますが、自分一人で勉強するのに自信がないという方や、今まで勉強をしてこなかったから中学の範囲や勉強法から教えて欲しいという方は予備校や塾などの高卒認定試験コースを受講することをおすすめします。現在は実際に校舎に通わなくても学べるオンラインの講座も充実していますので、塾の雰囲気が苦手という方も学習することができます。また、Youtubeには無料で閲覧できる講座がたくさん存在します。そちらを一度見てみて、どうしても直接教えてもらいたいと思ったら予備校、塾に通ってみるのはいかがでしょうか。

この記事の監修

海老名 信行

海老名 信行

取締役/COO
株式会社ツナグバ

大学卒業後、株式会社ギャプライズにてWebマーケティング支援の営業として、大企業を中心とした新規顧客開拓とリレーション構築に従事。
次に、株式会社サイファーポイントに取締役/営業責任者として参画。新規顧客開拓、DXコンサルティング、WEBマーケティング支援を経験。
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