高卒が大阪で転職するのは厳しい?高卒が転職を成功させるコツ|20代未経験の転職ならツナグバ

未経験転職で可能性を広げよう!どこよりも求職者に寄り添ったキャリア支援のご相談はこちら!

現在、大阪では中小企業による高卒人材の取り合いが行われています。そのため、高卒で大阪で転職活動をしたいという方は有利に進められる可能性があるでしょう。ではなぜ、高卒人材の需要が高まりつつあるのでしょうか?

他にも、大阪の中小企業は高卒人材を他の企業よりも多く獲得するために高卒者への待遇を向上させようとする動きも見られます。

この記事では、高卒人材が大阪で求められている理由や、高卒者への中小企業の昨今の待遇などをまとめていきます。

高卒で大阪での転職を考えている方は、自分のアピールポイントの確認や企業選びの参考にしていただければ幸いです。

目次

高卒人材が大阪で求められている理由は?

慢性的な人手不足

現代社会では、少子化の影響で日本全体が慢性的な人手不足に陥っています。さらに、進学率の向上に加え、新型コロナの影響により人手不足は歯止めが効かなくなってきています。そのような問題のしわ寄せを受けているのが、大阪などの首都圏以外の都市にある中小企業です。そのような場所の中小企業は、若手の人手が必要なのにも関わらず採用できる人材が少ないという問題を抱えています。

大阪府労働局によると2024年の3月に卒業した府内の高校生のうち、就職を希望している生徒は2023年と比べて6.2%減少しています。にも関わらず、企業からの求人は15.6%も増え、この結果求人倍率は6.94倍と統計開始以降最大の数値となりました。

そのため、慢性的な人手不足は大阪の中小企業が高卒人材を求めている理由の一つであると言えるでしょう。

若い間から育成できる

大卒人材と比較しての高卒人材の強みは、その「若さ」にあります。ある程度研修制度の整っている会社ですと、スキルを持っていても社風に合わないのなら採用せず、逆に未経験でも社風に合えば採用して自社で育成しようという考えの会社は多いようです。

就職・転職活動は必ずしも大卒が有利という傾向は少しずつ弱まっているとも考えられます。

また、一度別の会社で働いていて転職を考えているという方も、前の会社で培ったスキルや実績が社風に合えば十分に有利に進めることができるでしょう。

逆に、スキルが身につく前に辞めてしまったという方でも、年齢を武器にして転職するということもできるでしょう。

「経験のある若者」というのは大卒者には無い強みであり、それこそが企業側としてもメリットになりますので、自信を持って転職活動に励みましょう。

大学新卒より競争率が低い

大学新卒の内定辞退率は非常に高く、企業側からすれば説明会や面接など莫大なお金を使ったにも関わらず優秀な人材はなかなか採用することができません。

それに対し、高卒者は基本的に学校の先生を通じて就職活動を行うため、内定辞退がほとんどありません。

それに加え、高卒者には素直で吸収が早いというイメージがあるため、高卒者は人材の「ブルーオーシャン」と言われ、注目されつつあります。

高卒者への待遇は?

中小企業だと、大手と比べるとブラックであったり、勤務時間や福利厚生などの待遇が悪いイメージがあるかもしれません。

しかし、最近は「働き方改革」や福利厚生に力を入れている中小企業も多くなってきています。

人手不足に悩む企業は人気がなく、人気が無いということは待遇が悪いと思ってしまうかもしれませんが、そういう企業こそ今は待遇を良くしようとする動きに出ています。

特に大阪の中小企業の、高卒者に対する待遇についてまとめていきます。

休みを増やしつつある

高卒者の人材を獲得するために、休みを増やし待遇を良くしようとする動きが大阪の中小企業に良く見られます。実際に、有給の日数や年間の休日数を大幅に増やした企業もあります。勤務時間に関しても、シフト管理の徹底や残業時間の削減によって待遇を改善しようとしているようです。

企業としては待遇改善に努めることによって、高卒者をたくさん採用し、会社の利益を上げたいと考えているため互いにメリットがあると言えるでしょう。

今後も日本の人手不足はどんどん悪化していくと考えられているため、大手企業ではAIの導入や電子機器での代替を進めDX化を図っています。しかし、どうしても人間がやらなければならない業務に関しても、中小企業では今後さらに人手不足に陥る恐れがあります。

そのため、「今採用しなければならない」という危機感を感じている企業は多いようで、今後も中小企業の待遇改善は進んでいくと予想されます。

初任給の引き上げ

大阪労働局によると、2023年の大阪府内の企業に入社した高卒社員の初任給はこの4年間で約1万円上昇しました。このデータを見ると、初任給という項目だけでも、ここ数年で明らかに企業全体の待遇が改善されていることがわかるでしょう。

今後も企業の高卒人材の採用競争は激化していくと予想されます。そのため、初任給に関してもこれ以上の上昇も期待できるかもしれません。

育成への注力

現代社会では慢性的な人手不足はもちろんのこと、IT人材の不足も問題として挙げられています。そのため、IT企業などは自社の育成プログラムを通じて一からITの知識や技術、資格取得までを支援することに力を注いでいます。その対象として、若く吸収の早い高卒者は大卒者よりも適任です。

また、IT業界だけでなく、建設などの業界においても、設計から施工などに関わる専門知識を研修で教えているという会社もあります。他にも、社員寮を用意したり、家賃補助などを出して学びながら生活できる環境を整えようとする企業も多くなってきています。

高卒が転職を成功させるコツ

社会経験を重視する企業を選ぶ

企業にとって、大卒者だけでなく高卒人材にもたくさんのメリットがあります。ですが、大卒者には最低4年間の学業経験という強みがあり、それを最重要視する企業では高卒の転職を有利に進めることはなかなか難しいかもしれません。

しかし、学業経験ではなく社会経験を重視してくれる企業であれば、十分に内定を狙うことができます。高卒で転職する際にはできるだけ前の企業で学んだことや、スキル、社会経験をアピールするようにしましょう。

さらに、実力主義の企業であれば尚良いでしょう。実力が発揮できれば学歴に関係なく、高収入を実現できる可能性もあります。ITや不動産といった業界を含め、そのような企業は増えてきています。

なるべく早く転職する

高卒で転職を考えている人にとっての強みは大まかに「社会経験」と「若さ」です。そのため退職を考えている会社であまり実績を上げられなかったり、スキルが身に付かなかった場合はなるべく早く転職活動に励むようにしましょう。

その場合も退職理由は真摯に伝え、その会社で学んだ社会経験をしっかり採用担当者にアピールできるように準備しておきましょう。さらに、大学新卒者よりも早いタイミング転職活動を行うことができればその将来性も見込まれて、スキルアップに繋げることもできるかもしれません。


まとめ

この記事では、慢性的な人手不足などの理由により、高卒者の大阪での需要が高まっていることをお伝えしました。さらに、高卒者を採用するために中小企業を中心に待遇を改善しようという動きが活発になってきています。

高卒者が転職を成功させるには企業のリサーチが必須になります。この記事を参考にしながら、自分が希望する形で働けるようしっかりとリサーチを行って転職活動に励むようにしましょう。

この記事の監修

海老名 信行

海老名 信行

取締役/COO
株式会社ツナグバ

大学卒業後、株式会社ギャプライズにてWebマーケティング支援の営業として、大企業を中心とした新規顧客開拓とリレーション構築に従事。
次に、株式会社サイファーポイントに取締役/営業責任者として参画。新規顧客開拓、DXコンサルティング、WEBマーケティング支援を経験。
プロフィール紹介

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

人気記事

目次