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失業率について知ることでさまざまなことが分かり、失業率を下げる方法などを見つけることもできます。ここでは、失業率について紹介していくので参考にしてください。
失業率とは
失業率とは完全失業者のことを示しており、完全失業者の人口から全ての労働者を割り、100倍にした数値のことです。完全失業者とはすぐにでも仕事ができる状態の人であり、調査したときに失業して仕事をまったくしていない人のことです。また、就職活動をしていることも条件にあります。そのため、仕事をしておらず、仕事をする気持ちがなく、就職活動なども一切していない人は完全失業者には含まれません。
そのため、高齢者で仕事をしていない人や老後を過ごしている人も仕事はしていませんが、完全失業者には含まれず、失業率に影響はありません。ちなみに労働者は15歳以上からカウントされますが、学生は非労働者であるため、完全失業者には含まれません。
失業率を下げることが期待できる方法
仕事をしている人や就職活動をしている人は失業率を気にしたり、失業したくないと考える場合が多いのではないでしょうか。自分都合で失業した場合は別ですが、会社都合で退職させられた場合は新しい仕事先などを急遽決めなければならないため、何かと苦労してしまいやすいです。若い人であれば、比較的就職先も見つかりやすいですが、30~40代になると一気に就職先が見つかりにくく、内定をもらうことができる可能性も下がります。
そのため、失業してしまう確率を少しでも下げたいのであれば、次に紹介する方法を参考にしたり、実行してはいかがでしょうか。
やりたい仕事を明確にする
やりたい仕事を見つけることで失業率を下げることが期待できます。どうしてもやりたくない仕事内容や興味のない職種では長続きしない場合が多く、辞めてしまい失業率を高めてしまう原因になります。やりたい仕事を明確にすることができないのであれば、キャリアカウンセラーを利用してみてはいかがでしょうか。キャリアカウンセラーに相談することで自分に合っている仕事内容や職種を教えてもらうことができたり、アドバイスをもらうこともできます。
やりたい仕事に就職することができれば、仕事内容に不満やストレスも感じにくくなり、やりがいを見出すことも可能です。その結果自分都合で退職する可能性は低くなりやすいです。しかし、やりたい仕事に就職することができても実際に仕事をしてみると想像していた仕事内容と違うと感じてしまうこともあります。
企業選びは時間をかける
自分の失業率を下げたいのであれば、企業選びを慎重に行うようにしましょう。失業中は失業保険などを受給することができる場合もありますが、期間が決められているため、いつかは無収入の状態になってしまいます。無収入の期間ができないように早めに就職先を見つけなければならないと考える人も多いのではないでしょうか。収入がなく、生活することに困窮してしまうことも大変であるため、早めに就職先を見つけることは悪いことではありません。
しかし、必要以上に急いで就職先を選んでしまうと再び失業者になりやすく、失業率を高めてしまう要因にもなります。
可能であれば見学をする
上記でも紹介したように、やりたい仕事だと思っていても実際入社して仕事をすると想像とは違うことも多くあり、失業者になってしまう可能性もあります。就職活動時には求人情報などで企業の特徴や労働条件などを確認することができますが、仕事場の雰囲気や細かな仕事内容まで把握することができません。そのため、可能であれば、就職しようとしている企業の見学をさせてもらうようにしましょう。見学することで職場環境やおおまかな仕事内容などを把握することができます。
世界の失業率と比べると日本はどうなのか?
日本の失業率と海外の失業率を比べると日本の失業率は低い傾向があります。日本の雇用形態には終身雇用や年功序列などがあります。終身雇用とは定年になるまで働き続けることができる雇用形態であり、自分から辞めたい意思を出さなければ、企業から解雇されることがありません。この終身雇用は日本特有の雇用形態であり、日本の失業率が低い理由の一つです。
しかし、終身雇用でも大きな問題などを起こしてしまうと解雇されてしまう場合もあります。また、労働組合が存在していることも失業率が低い理由です。海外でも労働組合のような組織がある場合もありますが、日本と比べて大きな力を持っていない場合が多いです。日本の労働組合は大きな力を持っているため、労働者を守ることができ、離職してしまうことを防いでいます。
失業率が上がる要因
失業率はさまざまな要因で上がっています。失業率が上がることで良いことは基本的にないため、失業率が上がらないことに越したことはありません。しかし、失業率はさまざまな要因で上がる可能性があり、そのほとんどの要因は努力などでは解消することができないものばかりです。次に、失業率が上がる要因を紹介します。
世界情勢
失業率は世界情勢によって上がってしまう可能性があります。日本だけではなく、さまざまな国が他国に商品などを輸入したり、輸出しています。そのため、どこかの国の情勢が不安定になってしまうとその国だけではなく、他の国にも影響してしまい、失業率が上がってしまうことも考えられます。例えば、A国で部品を作り、B国で商品を完成させる場合に、どちらかの国で製造することができなくなってしまうと、両国の失業率が上がりやすいです。
コロナウイルス
コロナウイルスは世界的に広がり、さまざまな分野でも打撃を与えています。そのため、失業率も上がっており、職を失い生活することができなくなっている場合も少なくありません。日本でもコロナの影響で失業率は上昇していますが、そこまで大きく上昇はしておらず、ピーク時でも3%前後です。一方海外では10%の失業率になっている場合も多く、日本では労働者が守られている証明にもなっています。
リーマンショック
リーマンショックとは2008年にアメリカの投資銀行が倒産したことが原因となっています。投資銀行が倒産したことで連鎖的に大手金融機関の経営も危なくなってしまいました。この影響は日本にもきており、実際に失業率も上がっています。当時の失業率は5%前後であり、コロナの影響での失業率よりも高い数値となっています。
まとめ
失業率はさまざまな要因で下がったり、上がったりします。失業率が高いことはそれだけ仕事をしたくてもできない人が多いということになり、国としても望んでいない状況と言えるでしょう。しかし、日本は海外と比べると失業率が低い傾向があり、労働者への配慮がさまざまな制度の元行われていることが関係しています。
国全体の失業率は個人としてはあまり気にならない場合もありますが、自分個人の失業率が高いことはそれだけ安定した職に就くことができていないことになるため、このまま続いてしまうと将来お金に困ってしまったり、次第に就職先が見つかりにくくなる可能性も高いです。そのため、自分の失業率が高いのであれば、企業選びを慎重にしたり、やりたい仕事などを明確に決めるようにしてはいかがでしょうか。
この記事の監修
海老名 信行
取締役/COO
株式会社ツナグバ
大学卒業後、株式会社ギャプライズにてWebマーケティング支援の営業として、大企業を中心とした新規顧客開拓とリレーション構築に従事。
次に、株式会社サイファーポイントに取締役/営業責任者として参画。新規顧客開拓、DXコンサルティング、WEBマーケティング支援を経験。
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