失業保険はどうやってもらうの?手続き方法を解説|20代未経験の転職ならツナグバ

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失業保険の受給手続きは受け取る本人で行わないと受給できません。さらに受給条件や必要書類の申請など手順が複雑で難しいです。また一括で失業手当を受けられるわけではなく4週間に1度ハローワークへ行き求職認定を受けなければ受給することができません。

この記事では、複雑だから失業保険をもらうのを諦めようかなと思う人や、申請したいけど手続きを一度間違えると受給できなくなるのか不安な人のために、失業保険の手続きについてまとめました。

失業保険はどんな人がもらえるのか?手続き方法や受給条件を解説します。

目次

失業保険を受給するための条件

失業保険を受給できる条件は以下の3つの要件を満たしたものだけです。失業者であること以外にも雇用保険の被保険者期間や求職活動の有無も基準に含まれています。それぞれの受給条件の特徴について解説していきます。

失業状態

大前提として失業者でなければ失業保険を受給することができません。ここでいう失業状態とは、会社の倒産や解雇などで退職し、生活をするための収入を得ることができない状態を示します。

失業状態として認められない場合としては、自営業を始めたり、家業や学業に専念する状態です。また、次の転職先を探す意欲のない人も受給することができません。ただし、病気やけが、妊娠などすぐに働ける状況でない場合は失業保険の対象外となります。

雇用保険の被保険者期間が12ヶ月以上ある

また、失業保険の受給条件として、離職日以前の2年間に雇用保険の被保険者期間が12ヶ月以上あるひとが対象です。

しかし、これに該当しなくとも、特定受給資格者や特定理由資格者として認められた場合は、被保険者期間が6ヶ月以上でも受給対象となります。特定受給資格者の対象として会社都合の退職が挙げられ、特定理由資格者は仕事に必要な体力の衰えや、通勤が困難になり退職した人が挙げられます。

求職活動をしている

失業保険はそもそも再就職までの生活支援のためのものなので、受給するためには求職活動をしなければいけません。原則2回以上の求職活動実績が必要です。

求職活動は、求人への応募や、ハローワークや民間企業での仕事紹介イベントに参加するなどが挙げられます。ハローワークは求職活動を実際に行っているかの事実確認を行う場合があります。もし求職活動について虚偽の報告がされていた場合は、不正受給としてみなされ厳しく罰則されるため注意が必要です。

一方で、ハローワークが実施する職業訓練を受講されていれば求職活動の実績調査は行われません。

失業保険の手続きに必要なもの

失業保険に必要なものは以下の通りです。

・雇用保険被保険者証

こちらは退職時に会社から受け取る書類です。 雇用保険に加入していた証拠になるので大切に保管しておきましょう。

・離職票

離職票は退職したことを証明する書類です。資格喪失確認通知証と雇用保険被保険者離職票の2種類あります。

・個人番号確認書類

マイナンバーカードや通知カードなど個人番号が確認できる書類のことです。手元にない人は役所で取得できる住民票記載事項証明書でも代替できます。

・身分証明証

本人の身分を確認するためのものです。運転免許証やマイナンバーカードなどの身分証明書や資格証明書が該当します。受け取る本人が申請しないと受給できないため身分を確認できる書類は必要不可欠です。

・写真

3ヶ月以内に撮影された写真で縦3センチ✖️横2.4センチが2枚必要です。また、マイナンバーカードの提示により写真が不要の場合もあります。

・預金通帳

失業保険の受給料の振り込みがsれる預金通帳の控えやキャッシュカードが必要です。また、本人名義の口座でなければなりません。

失業保険を受け取るまでの流れ

退職後に失業保険をどのように受け取るのか退職してからの流れを説明します。

失業保険は会社からもらった書類をハローワークに提出して受給できるような簡単なものではありません。必要書類の提出後は、求職活動を行う、説明会に参加するなど複雑な手順があります。万が一、申請手順に不備があった場合は受給開始日が遅れる可能性もあります。受給開始日が遅れると生活費にも影響があります。

そうならないためにも手続きの流れを確認し、簡単に手続きできる準備をしていきましょう。

退職時に会社から必要書類を受け取る

会社からは、雇用保険被保険者証と離職票を受け取ります。直接会社から受け取る雇用保険被保険者証は退職時ではなく入社時にもらっている可能性もあります。そのためできるだけ退職前に証明書の有無を確認しておくのも良いかもしれません。

退職後に雇用保険被保険者証がないと気づいた場合は、本人確認書類と印鑑があればハローワークにて再発行が可能です。再発行は郵便や電子申請もできるので便利です。

離職票は、会社側がハローワークに提出する離職証明書により交付されます。交付後は自宅へ郵送されるか会社まで取りにいきます。

交付までには、比較的時間がかかるので退職が決まったと同時に社内の担当部署に発行の依頼をしてみても良いかもしれません。

ハローワークに求職申し込みをする

ハローワークにて求職申し込み手続きを行い書類を提出し、受験資格の決定を受けます。受給条件を満たしていれば資格を得ることができます。退職理由の判定なども行われます。

受験資格決定後には雇用保険受給資格者のしおりを受けることができます。求職申し込み手続きはハローワークにて仮登録後に窓口で正式に手続きできます。申し込み後は自宅のパソコンから求人情報へアクセスすることができます。

パソコン操作に慣れていない方は、ハローワークにて求職申し込みの用紙に必要事項を記入し申し込むこともできます。

受給者初回説明会に参加する

求職の申し込み手続き後、ハローワークが実施する雇用保険受給者初回説明会に参加しなければいけません。受給資格を得てからもらえる雇用保険受給資格者しおりを持って参加しましょう。

受給説明会では、雇用保険に関する説明を聞くことができ、雇用保険受給資格証と失業認定申告書をもらうことができます。

この説明会には必ず参加する必要があります。参加後に失業認定日の初回日程が知らされます。

<h3>求職活動と失業の認定を行う</h3>

初回の失業認定日までに求職活動を行い、認定日にハローワークでの求職活動を報告し失業状態であることを証明しなければなりません。失業認定日から通常5営業日で失業保険が振り込まれます。

その後は、求職活動をしながら4週間に1度の失業認定と、失業保険の振り込みが繰り返し行われます。この時も同様に認定日どうしの間は、2回以上の求職活動が必要です。

何度もハローワークへ伺うのが大変な場合は、インターネットから求人応募を行うのも良いかもしれません。効率的な転職活動が求められます。求人応募実績として実際に応募したものでなければ不正受給とみなされ罰則が課せられるため注意が必要です。

まとめ

今回の記事では失業保険の受給手続きについてまとめてみました。少し複雑な手順だからこそ確実に失業保険を受けるためにも予習をしておいた方が良いかもしれません。

この記事の監修

海老名 信行

海老名 信行

取締役/COO
株式会社ツナグバ

大学卒業後、株式会社ギャプライズにてWebマーケティング支援の営業として、大企業を中心とした新規顧客開拓とリレーション構築に従事。
次に、株式会社サイファーポイントに取締役/営業責任者として参画。新規顧客開拓、DXコンサルティング、WEBマーケティング支援を経験。
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