【年代別】高卒の年収中央値と年収を上げるポイントを解説|20代未経験の転職ならツナグバ

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高卒は、大卒と比べて年収が低いといわれます。それにより、高収入が得られる企業へ転職を考えている方は多いと思います。しかし、本当に自分の年収が低いのかを確かめて転職活動を行わなければ、後悔するかもしれません。そこで今回は、高卒の年収中央値年収を上げるポイントを解説します。

目次

年収中央値とは?

自分の年収が一般的な年収とどれくらい違うかを知りたい場合は、年収の中央値を調べることが大切です。では、中央値とは一体どのような数値なのでしょうか。ここでは、年収中央値について解説します。

(1)年収データの中央に位置する数値のこと

年収の中央値とは、全員の年収を小さい順に並べたときに、ちょうど中央に位置する年収を指します。例えば、高卒30代の男性3名の年収が300万円・400万円・500万円の場合、年収の中央値は400万円になるのです。中央値は、データ数値の合計をデータの数で割った平均値とは異なります。また極端に外れた値の影響を受けにくいことから、集団の年収を代表する指標として使用されることがあります。

(2)年収中央値は職業や年代で計算できる

年収の中央値は、あらゆるカテゴリで計算できる統計量です。学歴はもちろんのこと、職業や職種、年代別で年収の中央値を表すことができます。また中央値は、一部の高所得者によって平均値が引き上げられることはなく、より正確な年収分布を把握できることから、現在の自分の年収の位置付けを把握し、キャリアパス職業選択などに関する判断基準として活用することができます。

高卒の平均年収と年収中央値

年収の中央値は、学歴や年齢、職種ごとのより正確な年収分布を把握できる数値です。では、高卒の年収中央値はどうなっているのでしょうか。ここでは、高卒の平均年収と年収中央値を解説します。

(1)高卒20代の年収中央値

20代の平均年収と年収中央値は以下の通りです。

年齢・性別平均月収平均年収年収中央値
20〜24歳の男性約20万円約240万円255万円
20〜24歳の女性約19万円約228万円223万円
25〜29歳の男性約23万円約276万円362万円
25〜29歳の女性約20万円約240万円293万円

上記の数値の平均年収は、厚生労働省が公表している令和2年度賃金構造基本統計調査の高卒者の平均賃金を参考にしています。一方、年収中央値は、国税庁が公表している令和2年分民間給与実態統計調査をもとにしています。あくまで年齢別の年収中央値であり、学歴別ではありません。ご自身の現在の年収を高卒平均額と年収中央値と比較してみてください。

(2)高卒30代の年収中央値

高卒30代の平均賃金と年収中央値は、以下の通りです。

年齢・性別平均月収平均年収年収中央値
30〜34歳の男性約26万円約312万円421万円
30〜34歳の女性約21万円約252万円284万円
34〜39歳の男性約28万5千円約342万円477万円
34〜39歳の女性約22万円約264万円286万円

30代は、勤続年数や経験値、また役職等の重要なポジションを任される年齢のため、20代と比較して収入は増加傾向にあります。しかし高卒30代男性の平均年収は、年収中央値と比べて100万円以上のひらきがあります。つまり、年齢を重ねるごとに高卒と大卒の差は大きくなるといえるのかもしれません。

(3)高卒40代の年収中央値

高卒40代の平均賃金と年収中央値は、以下の通りです。

年齢・性別平均月収平均年収年収中央値
40〜44歳の男性約31万円約372万円525万円
40〜44歳の女性約22万円約264万円292万円
45〜49歳の男性約33円約396万円571万円
45〜49歳の女性約23万円約276万円295万円

高卒30代と同様に、40代男性の平均年収は年収中央値を大きく下回っています。むしろ、年齢を重ねるほどに年収の差は広がっているといえるのではないでしょうか。40代になると、すでに家庭を持っている可能性が高く、転職を決断するのは難しく思えるかもしれません。20代・30代の高卒の方は、これらの情報をもとにキャリアパス等を検討することをおすすめします。

高卒者が年収を上げるポイント

年齢別で高卒者の平均年収と年収中央値を比較しました。年収の違いを自覚して不安を抱いている方がいるかもしれません。確かに、高卒と大卒で年収に違いはありますが、高卒でも年収を上げることは可能です。ここでは、高卒者が年収を上げるポイントを解説します。

(1)現在の職場に長く勤めて出世を目指す

30代後半〜50代になると、転職活動は簡単ではありません。すでに結婚し家庭を持っている可能性があるため、かえってリスクを高めるといえます。そのため、リスクを負って転職をするのではなく、現在の職場に長く勤めて出世を目指す方法をおすすめします。出世をして役職に就くことにより、基本給やボーナスの増額、また役職手当が追加されて年収が上がります。出世は簡単にできるわけではありませんが、出世に向けて努力する姿勢は会社側から評価されやすく、結果的に基本給の増額に繋がるといえます。

(2)資格を取得する

高卒は、大卒より学歴が劣るのは事実です。しかし、専門的な資格を取得し、キャリアアップを目指すことにより、今以上の収入を得られる可能性が広がります。現在勤めている会社で必要とされる資格を取得すると会社からの評価は上がり、重要な業務を任せられるなど年収アップに繋がります。また他業種においても、専門的な資格を取得することによって採用されやすくなるといった、転職を有利に進めることが可能となります。高卒で取得できる資格は多く、また難易度が高く希少な資格を取得することで、より高い確率で年収アップに繋がるといえます。

(3)転職してキャリアアップを目指す

現在勤めている会社の収入に満足していない場合は、転職してキャリアアップを目指してみてはいかがでしょうか。転職が年収アップに繋がる要因はいくつか挙げられますが、第一に、待遇が改善されることで収入増が期待できます。企業によって給与やボーナス等の待遇は異なるため、年収が上がる可能性があるのです。また、転職先での仕事内容が自分にとって新しいことや難易度が高い場合、スキルアップキャリアアップに繋がります。それにより、自分のスキルや経験に見合った報酬が得られる可能性が高くなります。このように、転職によって年収増の可能性は高く、また自身のスキル&キャリアアップに繋がります。キャリアアップは、年齢を重ねてからは難しいため、20代後半〜30代のうちに行動することが望ましいとされています。

まとめ:高卒でも努力で年収中央値を上回ることはできる!

高卒の年収は、大卒と比較して低い傾向がみられ、また年収中央値を下回るケースが多いと思われます。とはいえ、高卒が高収入を得られないわけではありません。資格の取得やキャリアアップ、それに伴う転職を成功させることにより、年収中央値を上回ることは可能といえます。高卒と大卒の学歴の違いを悲観するのではなく「高卒だけど高収入を稼ぐ」と前向きな気持ちを持って努力し、日々の仕事に取り組むことが大切といえます。今回紹介した「高卒者が年収を上げるポイント」を参考に、計画的に年収アップに向けた行動に取り組んでいきましょう。

この記事の監修

海老名 信行

海老名 信行

取締役/COO
株式会社ツナグバ

大学卒業後、株式会社ギャプライズにてWebマーケティング支援の営業として、大企業を中心とした新規顧客開拓とリレーション構築に従事。
次に、株式会社サイファーポイントに取締役/営業責任者として参画。新規顧客開拓、DXコンサルティング、WEBマーケティング支援を経験。
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