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年収800万と聞けば相当な高収入のイメージがありますが、高卒で年収800万を得るのは可能なのでしょうか。結論から言えば、高卒でも個人のスキルや頑張り次第では十分に年収800万を狙うことができます。
この記事では、高卒で年収800万を目指すために必要なスキルや、可能な職種などを紹介していきます。
年収800万の難易度は高い
年収800万はイメージとしても高収入で裕福な生活を送っていると感じる人も多いかと思います。実際のところ年収800万を達成するのはかなり難しい部分もあります。また、年収とは年に会社などから支給される総支給額のことですので、そこから税金などが差し引かれる形となります。所得が多ければ多いほどその分税金もたくさん払わなければいけないため、実際の生活水準は想像と異なる場合もあります。年収800万のリアルな現状を早速みていきましょう。
年収800万は上位約10%
国税庁が実施した『民間給与統計実態調査』によると、年収800万の人は全体で上位約10%に入る水準の年収であることが分かりました。また、年収800万円台の人の割合は男性で約5%、女性で約1%ですので、女性はさらに難易度が上がるということが分かります。
同調査によると、給与所得者の平均年収は458万円であるため、年収800万円の人は平均を大きく上回っています。年収800万以上の人は10人に1人ということですので、相対的に見てかなりの高収入であると言えるでしょう。
逆に言えば、年収800万を目指すのはかなり難易度が高いと言えるかもしれません。
年収800万の手取りは?
年収とは、勤務先などから支給される1年間の総支給額のことです。総支給額から税金や社会保険料が引かれるため手元に残る金額はもう少し少なくなってしまいます。扶養家族の有無や保険料によって異なりますが、基本的に年収の75〜85%ほどが手取り額であると言われていますので、年収800万の人の手取りは大体年間600〜680万円ほどと推測できます。所得税の税率は収入によって変化しますので、実際にはもう少し少なくなるケースもあるでしょう。いずれにしろ、十分に満足に生活できる額であることは間違いありませんね。
年収800万の生活水準
上記のように、年収800万円の人はデータから見てもかなりの高所得者であると言えるでしょう。年収800万円の人の生活水準は子供の有無や既婚か否かなどの条件によって変わってきますが、月収およそ50万円ほどと予想できるため、比較的水準の高い生活を送っていると言えるでしょう。一般的に家賃の目安は月収の3分の1までとされていますので、年収800万円であれば家賃15万円までの家に住むことができます。家賃15万円となると都心でも十分な広さの物件に住むことができますし、場所を選ばなければかなりの大きさの家に住むことができるでしょう。
しかし、年収800万円で独身の一人暮らしであれば、毎月かなりの金額を貯金できるほど余裕のある生活を送ることができますが、子供がいるとなると年収800万円でもそれほど余裕があるというわけではなく、将来の教育費などのことも考えると貯金や節約にも気を使う必要がありそうです。
高卒の平均年収は?
高卒は大卒と比べて年収が低かったり、上がりにくかったりするイメージがありますが、実際にどのくらいの差があるのでしょうか。
高卒の平均年収は約328万円
高卒者の平均年収は約328万円というデータがあります。これは大卒者と比べると約100万円ほどの差があります。また、年齢が上がるごとに高卒者と大卒者の年収差がどんどん大きくなっていることもわかっているため、高卒者は大卒者に比べて年収の上がり幅が少ないことがわかるでしょう。
そのため、高卒で年収800万円を目指そうと思うと、かなりのスキルや努力が必要になります。単に仕事をこなして昇給を待つことはあまりお勧めしません。自分から転職活動や資格取得をするなどの工夫が必要になります。
次の項目では高卒者が年収800万を達成するための具体的な方法についてまとめていきます。
高卒が年収800万を目指す方法
上にもあるように、高卒から年収800万を目指すことはかなりの難易度だと言えます。しかし、もちろん不可能というわけではありません。自分にあった得意な職種や業界を見つけ、スキルや業績を上げることができれば十分に年収800万円を達成することもできるでしょう。この項目では具体的に高卒から年収800万円を目指すための方法をいくつか紹介します。
高収入を目指せる職に就く
当たり前ですが、高収入を目指せる職業に就くことが最初の第1歩でしょう。年収800万円以上を稼いでいる業種の割合は、国税庁によると電気・ガス・熱供給・水道などのインフラ、金融、情報通信が大きな割合を占めています。これらの業界の企業に就職することができれば、年収800万円を超えることも夢ではありません。
また、インセンティブが大きい職業も高収入を狙うことができます。インセンティブというのは、「成功報酬」のことであり、業績を上げた社員に対してボーナスのような形で給与を支給するという制度です。その割合が高い職業に就くと高卒でも年収800万円を目指すことができます。
営業職はその中でも未経験でも挑戦しやすい職種です。会社によっては歩合制を取り入れているところもあるため、学歴に関係なく自分の努力やスキルがそのまま給料に反映されるケースが多いです。不動産や保険会社の営業職は商材の単価が比較的高いため契約をとることができれば高収入を得ることができます。
高卒で年収800万円を目指すためには、このように努力やスキルを報酬に反映してくれるような企業を選ぶようにしましょう。
副業を始める
今の仕事だけでは年収800万円に届かないという方は、副業を始めるというのも一つの手ではないでしょうか。今や、副業をしている人も非常に多くなっていて、クラウドソーシングなどのサービスも非常に充実してきています。ライターなどの副業は自分で仕事の量を決められるだけでなく、パソコン1台さえあればすぐに始めることができるためコストがかからないのでおすすめです。また、本業の専門知識に特化した記事を書くことができれば記事の単価も上げることができるでしょう。最初からすぐに稼げるようになるわけではありませんが、実績を積んでいけばゆくゆくは年収800万円や、フリーランスとして独立することも目指せるかもしれません。
なお、勤務先のルールによっては副業禁止となっている会社もあるため、その点については注意が必要です。
投資を始める
給与収入だけで年収800万円を目指すのが厳しいという方は投資をするというのも一つの方法です。株やFXは、大きな利益を得ることができる可能性があります。他にもNISAやiDeCoなどは運用益が非課税になったり、税制の優遇制度があるためおすすめです。ですが、いずれにしろ損失を被る可能性もあります。投資を始める際には十分な勉強と事前の情報収集が必要不可欠であると言えるでしょう。
まとめ
この記事では、年収800万円の人の手取り額や生活水準、高卒から年収800万円を目指すための具体的な方法などをいくつかお届けしました。
高卒から年収800万円を目指すことは簡単なことではありません。ですが、自分にあった働き方や職種を見つけ、スキルを磨いて結果を出せば不可能ではありません。
ぜひこの記事を参考にして、キャリアアップに役立てていただければと思います。
この記事の監修
海老名 信行
取締役/COO
株式会社ツナグバ
大学卒業後、株式会社ギャプライズにてWebマーケティング支援の営業として、大企業を中心とした新規顧客開拓とリレーション構築に従事。
次に、株式会社サイファーポイントに取締役/営業責任者として参画。新規顧客開拓、DXコンサルティング、WEBマーケティング支援を経験。
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