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- #高卒認定試験 高卒資格の代わりとなる認定試験のこと。
- #出願方法 高卒認定試験の申し込み手続きに関する情報のこと。
- #試験会場 各都道府県で実施される試験場所についての情報のこと。
高卒認定試験に申し込みをしたいけれど、出願期間や受験の日程がよく分からないという方もいらっしゃるかもしれません。この記事では、高卒認定試験に関する様々な情報を紹介しています。これから、高卒認定試験を受けるという方はぜひ参考にしてください。
そもそも高卒認定試験とは?
高卒認定試験(正式名称:高等学校相当程度認定試験)は、何らかの事情で高等学校を卒業していない生徒が高等学校を卒業した生徒と同等以上の学力を有することを確認する試験です。
合格者は国公私立を問わず、どの国立大学・短大・専門学校でも受験することができ、就職や各種資格試験への応募にも活用できます。
2004年まで実施されていた大学入学資格検定とは試験科目と全日制高校生が受験できる点などが異なります。ただし、大学入学資格検定に合格した方も高等学校卒業者と同等以上の学力があると認められます。そのため、大学受験や就職の際には高等学校卒業程度認定試験を受験した者と同じ扱いとなります。
合格した場合、最終学歴は「高等学校卒業」ではありませんが、既に中学校卒業資格を有している場合は「中学校卒業」となりますが、履歴書の学歴欄に「高等学校卒業程度認定試験合格」と記載することができます。
16歳以上で高等学校卒業資格を有していない人は、8月上旬または11月中旬に行われる試験に合格するとが資格が認められます。(試験日程の詳細については後ほど詳しく説明いたします。)ただし、18歳以上にならなければ試験に合格したことに効力が発生しません。そのため、年齢には注意が必要です。
高等学校卒業程度認定試験の問題形式は、基本的に 4 つの答えの中から正しい答えを選択するマークシート形式となります。科目は全部で8科目あり、8科目すべて合格すれば合格となります。 8科目すべてを一度に合格する必要はありません。合格した科目については「科目合格」とみなされ、次回の試験が免除されます。
そのため、試験は年に2回行われることを利用して科目を2回に分けて試験に備えることができます。別の年に試験を再受験することもできます。
高校にはカリキュラムが決まっていますが、高校卒業程度認定試験では、自分なりのカリキュラムやスケジュールを計画的に組み立てる必要があると言えます。
旧制度である「大学入学資格検定」では、その名のとおり、主に大学入学の基準としてのみ使われていました。しかし、現在の制度が導入されてからは、大学や専門学校への入学だけでなく、資格取得を目的とした資格試験や採用試験、就職試験等にも利用できるようになりました。
高校卒業資格を取得するための検定試験の利用が拡大していますが、最終学歴である「高校卒業」を目指す場合は、全日制高校卒業の資格を取得する必要があることに注意する必要があります。通信制高校であれば、高校を中退した生徒や転校を検討している生徒でも、高校卒業資格の取得を目指すことができます。
2019年の高卒認定試験の日程は?
それではこれから、実際の試験の日程について紹介していきます。先ほども解説したように高卒認定試験は、年に2回行われます。ではそれら二つの試験はいつ頃に行われていたのでしょうか。詳しく解説していきます。
まずは、2019年(令和元年)第1回 高等学校卒業程度認定試験の諸日程から解説していきます。第一回試験の受験案内は2019年4月8日(月曜日)から配布を開始しました。それから、出願期間が2019年4月26日(金曜日)~5月15日(水曜日)※5月15日(水曜日)の消印有効という期間でした。1ヶ月近く設けられているためゆとりを持って出願ができます。実際の試験は2019年8月6日(火曜日)、8月7日(水曜日)の二日間にかけて行われました。最終的な結果の通知は2019年9月2日(月曜日)発送予定とのことでしたので若干の前後はあれど1ヶ月後には結果が分かるようになっています。
続いて、第二回試験の諸日程を紹介します。
第二回の受験案内は、2019年7月19日(金曜日)から配布開始していました。出願期間は、2019年8月29日(木曜日)~9月12日(木曜日)※9月12日(木曜日)の消印有効でした。そのため、第一回試験の結果を確認してから第二回試験を受けるか否か決めることができます。試験は、1ヶ月後の2019年11月9日(土曜日)、11月10日(日曜日)の二日間で行われました。結果通知は約1ヶ月後の12月5日(木曜日)からされたようです。どの日程もゆとりのある期間を設けているため焦ることなく試験の準備に挑むことができそうですね。
試験会場はどこ?
試験会場は、どこに行けばいいのか不安に感じる方もいらっしゃるかもしれません。主要都市でのみ行われるのか、自分の住んでいる地域からも受験が可能なのか、解説していきます。
結論から述べますと、試験会場は各都道府県に1会場ずつ設けています。そのため自分の住んでいる地域で高卒認定を受験することが可能です。しかし、必ずしも本籍地や現住所の都道府県で受験する必要はありません。出願時に受験会場を選べます。ただし、出願後の受験会場の変更はできませんのでご注意してください。
高卒認定試験の時間割は?
日程の解説でも述べましたが、試験は二日間にわたって行われます。そのためどのような時間割で試験が行われるのか理解しておきたいですね。今回は、2019年の実際の時間割を紹介していきます。
まず、1科目につき50分の試験時間が設定されています。1日で6科目受験します。まず1時間目が物理基礎、2時間目が現代社会、政治・経済、それから1時間の昼休憩を挟んで3時間目に国語、4時間目が英語、5時間目に数学、最後の6時間目が科学と人間生活となっていました。2日目は、1時間目が倫理、2時間目が日本史(A・B)地理(A・B)のいずれか1科目、それから昼休憩を挟み3時間目は世界史(A・B)
いずれか1科目、4時間目は生物基礎、5時間目は地学基礎、6時間目は化学基礎というふうに行われました。実際のスケジュールの紹介は以上となります。受験される方それぞれの受験科目数に応じてスケジュールは少し変化していきますのでしっかりとおおまかな時間割は理解しておきましょう。
高卒認定試験の日程や会場は?のまとめ
高卒認定試験は、高等学校を卒業していない生徒が同等以上の学力を有することを確認するための試験です。合格者は国公私立を問わず、どの国立大学・短大・専門学校でも受験することができ、就職や各種資格試験への応募にも活用できます。試験は年に2回行われ、年齢制限も16歳以上で18歳以上にならないと試験に合格したことに効力が発生しません。
2019年の高卒認定試験の第一回は、受験案内が4月8日に配布開始、出願期間は4月26日から5月15日まで、実際の試験は8月6日と7日に行われました。第二回は、受験案内が7月19日に配布開始、出願期間は8月29日から9月12日まで、試験は11月9日と10日に実施されました。試験会場は各都道府県に1会場ずつ設けられ、出願時に受験会場を選べますが、後からの変更は不可です。試験の時間割は、1科目につき50分で、1日で6科目を受験します。具体的な科目や時間割は受験者の科目数によって異なります。
高卒認定試験は、通信制高校を中退したり、転校を検討している生徒でも、高校卒業資格の取得を目指すことができます。
この記事の監修
海老名 信行
取締役/COO
株式会社ツナグバ
大学卒業後、株式会社ギャプライズにてWebマーケティング支援の営業として、大企業を中心とした新規顧客開拓とリレーション構築に従事。
次に、株式会社サイファーポイントに取締役/営業責任者として参画。新規顧客開拓、DXコンサルティング、WEBマーケティング支援を経験。
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