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- #高卒就職率 高卒者が仕事に就く割合のこと。
- #高卒キャリア 高卒者が進む職業やキャリアパスのこと。
- #高卒職業 高卒者が多く働く職種や業界のこと。
高卒で就職する人に関する情報は、大卒で就職する人に関する情報よりも入手しづらい傾向があります。
そこでこの記事では高卒の就職率など、高卒の就職に関するトピックスを以下の項目にそって解説いたします。
- 高卒の就職率
- 高卒の就職率の変化とは?
- 高卒が多い職業ジャンルとは
- 高卒が会社を選ぶ基準と傾向とは?
「高卒で就職を考えているけど、情報が上手く手に入らず悩んでいる」という人や、「高卒で就職しているけど、周りの基準がわからないから自分の働いている環境の善し悪しがわかない」という人に役立つ情報を多くまとめさせていただいています。
この記事を読めば、高卒の就職に関する情報を理解することができますので、是非最後までご覧ください。
高卒の就職率
2019年度に文部科学省から発表された「令和元年度学校基本調査の公表について」によると、高卒の就職率の割合は17.6%でした。大学や専門学校への進学が一番多いものの、就職する人の割合はそこまで少ないわけではなく、高校を卒業後の選択肢の一つとして選ぶことのできるライフスタイルの一つとなっています。
また2019年度に文部科学省から発表された「令和元年度学校基本調査の公表について」によると、高校を卒業した人のうち17.5%が正規社員となっており、高卒者を受け入れる企業もきちんと存在することがわかります。
高卒の就職率の変化とは?
ここでは以下の項目にそって、別の観点から高卒の就職率について解説したいと思います。
- 県による高卒の就職率の差異
- 大卒の就職率と高卒の就職率の比較
シチュエーションや比較対象によって高卒の就職率の多くの側面を見ることができるので、高卒の就職率についてより詳しく知りたい人は、ぜひ参考にしてみて下さい。
県によって就職率は変わるの?
文部科学省による「令和5年3月高等学校卒業者の就職状況(令和5年3月末現在)に関する調査について」の調査によると、就職率の高い県と就職率の低い県の数値は以下のようになります。
就職率の高い県
県名 | 就職率 |
富山県 | 100.0% |
福井県 | 100.0% |
山形県 | 99.7% |
香川県 | 99.6% |
福島県 | 99.6% |
長崎県 | 99.6% |
大分県 | 99.6% |
就職率が低い県
県名 | 就職率 |
沖縄県 | 91.7% |
神奈川県 | 92.1% |
東京都 | 95.4% |
大阪府 | 95.6% |
千葉県 | 96.2% |
奈良県 | 96.4% |
上記のように高卒の就職率が高い県、低い県いずれもパーセンテージは90%以上をキープしており、各県でそこまで高卒の就職率に大きな差が生まれていないことがわかります。
また同じく文部科学省による「令和5年3月高等学校卒業者の就職状況(令和5年3月末現在)に関する調査について」の調査には、高校の各学科の就職率も記載されており、結果は以下の通りになっています。
学科 | 就職率 |
工業 | 99.4% |
水産 | 99.2% |
商業 | 99.0% |
看護 | 98.9% |
農業 | 98.8% |
福祉 | 98.1% |
家庭 | 97.9% |
総合学科 | 97.9% |
情報 | 97.6% |
普通 | 96.3% |
県ごとの就職率と同じように、学科ごとの高卒の就職率も学科によって差はほとんどなく、いずれも95%以上をキープしています。
総じて県ごとや学科ごとによって、高卒の就職率の差が生まれることはほとんどなく、平等な条件で就職活動に挑戦できることがわかります。
大卒の就職率と高卒の就職率は違う?
文部科学省による「令和5年3月高等学校卒業者の就職状況(令和5年3月末現在)に関する調査について」の調査によると、男女別の高卒の就職率は以下のようになります。
高卒男子 | 98.4% |
高卒女子 | 97.0% |
また文部科学省による「令和4年度大学等卒業予定者の就職状況調査(4月1日現在)」の調査によると、男女別の大卒の就職率は以下の通りです。
大卒男子 | 97.3% |
大卒女子 | 97.3% |
上記の表から、大卒の就職率と高卒の就職率はほとんど変わらないことが分かります。ただ収入や就職先の幅など、就職率だけではわからない働くうえで需要になる要素は大きく変わりますので、大卒と就職率が一緒だからと言って安易に高卒で就職する道を選ぶのではなく、多くの面から違いを比較して進路を決めることをおすすめします。
高卒が多い職業のジャンルとは?
ここでは高卒が就職する傾向が多い、職業ジャンルを解説いたします。
業界によって、高卒で就職出来るか否かの難易度が大きく変わります。高卒でも働きやすい業界を理解することは今後のキャリアを考える上でも、必須の情報になってきますので、この項目の情報を参考にして、高卒以降のキャリアプランを考えてみてはいかがでしょうか。
高卒が多い職業のジャンル①公務員
「公務員」は国家または地方自治体の行政機関で働く職員のことを指します。
一口に公務員と言っても、教育、医療、消防、警察など様々な分野で業務を行うジャンルであり、政府の政策実施、サービスの提供、法律の執行など、公共の利益と社会の安全・安定を確保することなど仕事内容も様々です。
地方公務員の一部は、受験による結果で就職することもでき、受験には学歴を問わない場合も多いので、高卒の人でも十分に挑戦することができる業界になります。
高卒が多い職業のジャンル②建設業
「建築業」は建物や構造物の設計、建設、維持管理を行う産業分野に関わる仕事を指します。建築家・土木工学者・施工管理技士など、多様な専門家がいることがこの業界の特徴であり、住宅・オフィスビル・商業施設・公共施設など生活や活動に必要な施設を作り出します。
建築業は慢性的な人材不足が深刻な問題となっており、若い人材を求めているため、高卒の人でも非常に就職がしやすいです。需要が安定している業界ですので、スキルを身に着ければキャリアアップも狙いやすい傾向にあります。
高卒が多い職業のジャンル③運送業
「運送業」は人や貨物を目的地まで輸送するサービスを提供する仕事を指します。この業界には陸運(トラック、鉄道)・海運・航空運など、様々な輸送手段があるため、働き方のバラエティが非常に豊富です。
どの業界も人手不足になっている傾向があるため、就職のハードルは比較的低いと言えます。しかし運転免許証が必要など、仕事をするうえで資格を取得する必要がある場合が多くありますので、この業界に挑戦しようと考えている人は、免許や資格を取得する計画をきちんと立てる必要があります。
高卒が多い職業のジャンル④福祉介護業
福祉介護業は高齢者や障害を持つ人々に対して、日常生活の支援やケアを提供する仕事のことを指します。この業界には介護施設・デイサービスセンター・在宅介護サービスなどが含まれ、専門的な知識と技術を持った介護福祉士や看護師などの職員が、利用者の人柄に合わせた生活が送れるように支援します。
この業界は学歴にあまり左右されない傾向があり、高卒の人でも大卒の人と同条件で就職活動に励むことができます。
情報をきちんと比較して、よりよいキャリアプランを考えてみよう
今回は高卒の人の就職率や、高卒が多い職業のジャンルなどを解説しました。高校卒業後に就職しようと考えている人は、是非この記事の情報を参考にして、自分に合った就職先を探してみて下さい。
この記事の監修
海老名 信行
取締役/COO
株式会社ツナグバ
大学卒業後、株式会社ギャプライズにてWebマーケティング支援の営業として、大企業を中心とした新規顧客開拓とリレーション構築に従事。
次に、株式会社サイファーポイントに取締役/営業責任者として参画。新規顧客開拓、DXコンサルティング、WEBマーケティング支援を経験。
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