高卒での就職とは?就職活動する上で知っておくべきメリット・デメリットとは?|20代未経験の転職ならツナグバ

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高卒で就職をするか考えている人にとって、「高卒で直ぐ仕事は見つかるのか?」「就職活動は上手くいくのか?」と不安を感じている人も多いのではないでしょうか。高卒だからと不安になって前向きに就職活動ができないのは非常にもったいないことです。

これから少しでも不安材料を払拭して就職活動をできるように、本記事では、若手に特化した転職支援サービスの「ツナグバが、メリット・デメリットを整理し、高卒での就職を考える上で必要な情報をお伝えしていきます。

目次

高卒で就職しても仕事は見つかるのか

文部科学省が公表している令和3年度高卒の就職内定率は97.9%(令和3年3月高等学校卒業予定者の就職内定状況(令和3年3月末)に関する調査についてによる)と、高卒でも多くの人が就職で内定を得ていることが分かります。

大卒でなければ正社員で就職できないのではないかと思っている人も多いと思いますが、新型コロナウィルスの影響でいっときは影響があったものの、現在は高卒向けの求人数は増えています。希望する業界や職種によりますが、高卒だからといって正社員の仕事が見つからないといった状況ではありません。

高卒で就職するメリット

高卒で就職するとどのようなメリットがあるのか、そのメリットを自分自身にとってもメリットとして考えることができるかというのはとても大切なことなので是非参考にしてください。

早期に自立することができる

大卒に比べて4年早く社会に出て就職すれば、経済的にも精神的にもいち早く自立することができます。

自分自身の力で給与を得るということもですが、それだけでなく社会の中で活躍するためには精神的にも成長することが求められます。学生気分ではいられなくなるため、同世代の大学に進学する人と違い、自身の行動に責任が生まれて考え方も変化していくでしょう。

大学進学にかかる経済的負担がない

一般的に大学に進学すると国公立・公立大学で約243万円〜約255万円」、私立大学で文科系が約398万円、理科系が約542万円掛かるといわれています。

これまで大学に進学しなければいい会社に入って稼ぐことができないといった価値観が台頭してきましたが、昨今は大学に進学したからといって必ずしも理想通りの生活が手に入るわけではなく、学歴がないと就職ができない訳ではなくなりました。

大学に進学してどうしても勉強したいことがあったり、将来やりたいことがあり、そのために大学卒業資格が必要といった絶対的な理由がなければ高卒で就職をするということが改めて見直される時代になりつつあります。

大学は進学すればコストが大きくのしかかり、家庭環境によっては奨学金を借りなければ進学できない学生が多いのも事実です。

大学進学にかかる経済的負担がないというのは自身にとっても大きなメリットといえるでしょう。

若いからこそ努力次第で仕事が早く身につく

18歳から仕事につくことは、最初こそ新しいことを覚えていくことも環境になれることも大変かもしれませんが、若いということは物覚えがよく圧倒的に有利に働きます。

仕事の内容自体を体験しながら覚えていくことに加えて、ビジネスマナー・電話対応・メールや名刺の渡し方といった基礎的なこと、コミュニケーション能力など多岐にわたって必要とされる力を身につけていくため、大卒よりも早い時期に仕事をして、若いからこそスポンジのように吸収して行動できれば、苦労しながらもキャリアを積んで仕事が早く身についていきます。

高卒で就職するデメリット

世の中学歴だけではありませんし高卒でも求人は増加傾向にあるものの、一方で高卒で就職するデメリットは少なからず存在します。冷静になって自分の現状を整理するために、高卒で就職すると何がデメリットになるのか確認していきましょう。

大卒以上の求人に応募できなくなる

高卒でも求人数はありますが、業界や職種によって、特に大企業ほど大卒以上が応募条件となり高卒だと応募すらできないといったケースも多々あります。

新卒だけでなく今後転職を考えた時にもこの問題はずっと発生する可能性があります。

中途になると即戦力採用で経験があれば必ずしも大卒でなければならない訳ではありませんが、会社によっては高卒では応募できない企業があることは知っておいてください。

自由な自分時間が減る

同年代の同級生が大学に進学していくのと比較して大きく変わるのが、大学生だと自由なキャンパスライフを過ごすことになりますが、社会人になると自分のための自由な時間は減っていきます。

社会人で仕事を始めたばかりの頃は、特に覚えることが多かったり新しい環境に慣れるのに必死です。仕事から帰ってきても疲れてしまって余裕がなく休日以外はなかなか時間を有効活用できなかったりするので、高卒で社会人になるのであれば覚悟をもって飛び込む必要があります。

高卒者と大卒者で給与に差がある

高卒と大卒では初任給の時点で既に差があります。

高卒の初任給は17万2049円、大学卒は21万3003円と、初任給時点で4万円以上になります。(参照、一般財団法人 労務行政研究所の「2021年度 新入社員の初任給調査」) 

それは就職した時点だけでなく生涯賃金でも統計上大きな差として認識されています。

【60歳までの生涯年収】学校卒業後にフルタイム正社員を続けた場合

高卒高専・専門大卒
女性1億4960万円1億7250万円2億1240万円
男性2億500万円2億960万円2億6190万円

(参照、ユースフル労働統計2022「生涯賃金など生涯に関する指標」による2020年の統計)

女性の高卒と大卒では生涯賃金の差は6280万円、男性で差5690万円とインパクトのある結果です。

あくまでこれらの数字は過去の実績から算出されているため、選ぶ業界や職種によっては必ずしも高卒が大卒の賃金を下回る訳ではありません。努力や仕事の成果によっていくらでも変わっていくと考えていくと良いでしょう。

 就職できる仕事がしぼられる

何の仕事に就きたいか検討している段階で気付くことも多いですが、高卒だと就職できる仕事がある程度絞られてきます。

特に、高卒でも就職しやすいのは飲食、IT、建設、運送業界などです。他にも資格取得をして公務員を目指すことも可能です。

しかし前述の通り大手企業の総合職などは高卒だと応募できなかったりしますので、自分がやりたい仕事が決まっていたり、目指す仕事があるのであれば高卒で就職可能かよく調べましょう。

高卒で就職する上での心構え

学生のうちは仕事に対して夢や希望を持っていると思いますが、いざ現実となると今の自分の状況でやりたい仕事に必ずしもつけるとは限りません。

若いうちは自分の適性や適職は何なのかと思い悩むかもしれませんが、与えられた仕事をこなすうちに自分ができることを発見して成長していくのが社会人です。

頭でっかちで考えすぎるより、まずは飛び込んで頑張ってみるということで見えてくる景色もあります。前向きな気持ちで取り組むことが、いずれ実を結びますので心構えとしてもっておきましょう。

まとめ

ここまで高卒での就職についてメリット・デメリットを比較しながら見てきましたがいかがでしたでしょうか。

高卒での就職を成功させるもしないも自分次第にはなりますが、どれだけ事前に考えを整理して就職活動に挑めるかが大切になってきます。

今回の記事を参考にぜひ前向きに検討してみてください。若手に特化した転職支援サービスの「ツナグバは、経験豊富なアドバイザーが、あなたの希望やスキルを確認してぴったりの求人を紹介します

この記事の監修

海老名 信行

海老名 信行

取締役/COO
株式会社ツナグバ

大学卒業後、株式会社ギャプライズにてWebマーケティング支援の営業として、大企業を中心とした新規顧客開拓とリレーション構築に従事。
次に、株式会社サイファーポイントに取締役/営業責任者として参画。新規顧客開拓、DXコンサルティング、WEBマーケティング支援を経験。
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