高卒で年収1000万に到達するには?具体的な例や現状についても解説|20代未経験の転職ならツナグバ


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就職で使われる高卒という言葉がありますが、これは高等学校卒業を表す言葉であり、こちらも学歴を表す言葉として使われています。高等学校は義務教育ではなく自分の意志によって選択するものであり、大学入学が可能なレベルの勉強を学べます。また高卒とは高校卒業後に就職したりフリーターになることを表す言葉でもあり、給料や待遇はそこそこのものとして扱われます。

 

大学に入学して卒業すると学歴は「大卒」となり、様々な職業や就職に有利になるのが特徴です。今回は高卒で年収1000万に到達することは可能なのか、今までにどのような例があるかを紹介解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

目次

年収1000万とは?全体のどのくらい?手取りはいくら?

国税庁の最新の調査よると、日本人の平均年収は458万円となっており、年収1000万円は日本の平均年収より500万円以上高い水準です。

また、アルバイト・パート等を除いた正社員のみのデータでは日本人の平均年収は531万円となります。国税庁の調査によると、年収1000~1500万円の給与所得者数は全体の4.0%、年収1000万円の人は上位5.4%(約19人に1人の割合)となっています。

また、アルバイト・パート等を除いて正社員のみに限定すると年収1000~1500万円の人の割合は4.7%となります。

国税庁・日本年金機構・全国健康保険協会の公式情報をもとに試算すると、年収1000万円の年間の手取り額は約726万円、ひと月あたりの手取り額は約60万円となります。額面の年収(1000万円)と手取り額(約726万円)の差額(約274万円)には税金や社会保険料等が含まれており、年収1000万といっても1000万まるまる懐に入るわけではありません。

高卒の給与水準は?

令和4年に厚生労働省が発表したデータによると、高卒の初任給は約18万円・大卒の初任給は約23万円で、大卒と高卒の初任給の差は5万円の開きがあることが分かります。

高卒の方が数年早く社会に出ているとは言え、初任給で5万円の差はかなり大きいと言えるでしょう。

このように学歴が上がるほど初任給に差があるのが分かるので、学歴と初任給には密接なつながりがあると言えます。

一昔前と比べて学歴社会の風潮は見なくなってきましたが、それでも学歴は年収を決める大きな要因になっています。また、年収の推移では、高卒の場合は年代が1つ上がるごとにおおよそ50万円づつ年収がアップしています。対して、大卒は100万円~150万円での推移をしています。この結果から、高卒・大卒では初任給での差があるのに加えて年齢を重ねていく毎に年収格差が広がって行くことがわかります。

高卒で高収入を得るためには?

初任給や年収に関しては圧倒的に高卒の方が低いことが分かりましたが、この差はずっと開いていく一方なのでしょうか?

高卒として就職しても、大卒に劣らない高収入を得る方法を紹介していきます。

1つ目はキャリアプランを明確にして就職先を選ぶことです。就職先を選ぶ際に、将来的にどのようになりたいのか、明確なキャリアプランをもってから決めるようにしましょう。キャリアプランを持たないと、仕事のやりがいを感じられなかったり、モチベーションが保てないケースがほとんどです。仕事に対してのモチベーションが低いと、仕事で良い成果を残すことができず、キャリアアップも見込めません。キャリアプランを持っていれば、明確な目標をもって仕事に取り組めるため、仕事に対しての意欲も強くなるでしょう。そのためにも、就職先を決める前に十分に自分の将来を考えてから、決断するようにしましょう。

二つ目は資格を取得することです。学歴が無くても資格を取得することにより、高い収入が稼げる職種に就くことができます。資格を取得していることで、仕事内容の幅が広がっていくため、その分収入も高くなります。企業によっては、資格手当てが付く企業もあるため、収入も増えて得行くでしょう。また、職種によっては資格を持っていなければできない職種もあります。そのような資格を「業務独占資格」と呼び、行政書士・行員会計士・建築士などがその資格にあたります。資格がなければできない仕事なので、かなり需要が高く、破格の収入が貰えます。しかし、それらの資格を取るには膨大な勉強時間を要し、かつ合格率がかなり低くなっています。そのため、かなりの期間と覚悟を持っていなければなりません。

高卒でも年収1000万を目指せる業界や職種はどこか

ここでは、高卒でも年収1000万を目指せる業界や職種について紹介したいと思います。高卒でも年収1000万を目指せる業界、職種はM&Aアドバイザー、大手企業、不動産営業、生命保険営業、訪問販売営業、ITエンジニアなどです。

これらの業種には、実力主義で成績によってインセンティブが給与に上乗せされる、高い専門知識やスキルを要求されるといった特徴があります。これらの特徴を鑑みれば、これらの業種以外でも高卒で年収1000万に到達することは十分可能であるといえるでしょう。

高卒で年収一千万を稼ぐ際の注意点

高卒に限らず、年収1000万円を稼ぐ際にはいくつか注意点があります。

一つ目は学歴は必須ではないということです。年収1000万円稼ぐためには、学歴は必須ではありません。多くの場合、実務経験や専門的なスキル、職場での実績が収入に大きく影響します。特に、専門技術や経営能力、営業力など、特定の分野で高いパフォーマンスを発揮できる能力の方が重要です。

 二つ目は激務になりうるということです。年収1000万円の仕事は、激務になる場合もあります。特に専門職、管理職などでは、長時間労働や厳しい目標達成のプレッシャーがあることも。年収1000万円を達成したいという目標も大切ですが、心身のバランスを保つことも重要です。

 三つ目は額面年収と手取り額は違うということです。前述の通り、年収1000万円と聞くと魅力的ですが、税金や社会保険料の控除後の手取り額は大幅に減少します。日本の場合、年収1000万円の場合、手取りは約762万円程度になることが多いです。そのため、収入だけでなく、手取り額や生活コストを考慮した実質的な生活水準を理解することが重要です。

年収1000万を目指す場合、これらの注意点に留意して行動しないと、大きな問題に直面する場合があります。


まとめ

結論、高卒でも年収1000万を稼ぐことは可能です。「高卒だから年収1000万円は厳しい」と思っている人も多いですが、学歴は必須ではありません。年収1000万円を達成するためには、実力やスキル、経験の方が重要です。

しかし、仕事にもよりますが、激務に耐える体力や精神力、自己管理能力、目標達成への強い意志なども必要です。年収1000万円を目指すには、単に努力や時間を投資するだけでなく、仕事の進め方やキャリアプランに対する戦略的なアプローチが求められます。

高卒であっても、適切な業界や職種を選び、自己成長に向けて努力を続けることで、年収1000万円という目標は現実のものとなり得るのです。

 また、転職をうまく活用することも重要で、よりストレスが少ない仕事に転職することで成績を上げたり、副業でスキルを養って転職することも重要です。さらに本業と副業の両方で収入を得て、合計で年収1000万を目指すほうが本業一本で年収1000万を目指すよりローリスクであったりする場合もあるため、高卒で年収1000万を達成するには様々なルートが存在するといえます。それらの中から自分に合ったルートを見つけることが重要です。

この記事の監修

海老名 信行

海老名 信行

取締役/COO
株式会社ツナグバ

大学卒業後、株式会社ギャプライズにてWebマーケティング支援の営業として、大企業を中心とした新規顧客開拓とリレーション構築に従事。
次に、株式会社サイファーポイントに取締役/営業責任者として参画。新規顧客開拓、DXコンサルティング、WEBマーケティング支援を経験。
プロフィール紹介

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